★●★ 【楠木正成像】 ★●★
【楠木正成 人物について】
楠木正成(くすのき まさしげ)は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した日本の武将です。
彼は、南朝の忠臣として知られ、特に後醍醐天皇の支持者として名を馳せました。
正成は、1333年に鎌倉幕府を滅ぼす際に重要な役割を果たし、また、彼の戦術や勇敢さは多くの伝説や物語に残されています。
特に有名なのは、彼が築いた「千早城」での防衛戦や、敵軍に対して少数で立ち向かったエピソードです。
楠木正成は、忠義や勇気の象徴として日本の歴史に名を刻んでおり、後世の文学や演劇にも多く取り上げられています。
彼の生涯は、武士道や忠義の精神を体現したものとして評価されています。
【木彫作品について】
忠臣・楠木正成の人間像を見事に表現した木彫作品です。
壁掛け作品ですが、ほぼ丸彫りに近く、見る者に圧倒的な量感と迫力を感じさせます。
武勇の誉れを湛え、威厳に満ちた面がまえは大楠公と称される面目躍如たるところがございます。
この木彫作品は甲冑(よろいかぶと)や刀などの武具が、精緻に彫刻されているのも見どころです。
兜の特徴的な前立ては、長い剣型で大鍬形(おおくわがた)をしています。
三本の鍬形の根元には楠公の紋所である菊水紋が付けられています。
兜鉢(かぶとばち)に付く左右の吹返しには鳳凰が表されています。
兜後部の錣(しころ)も細密に彫刻されています。
顎で結ばれた忍緒(しのびお)も精緻に表現されています。
両肩には大袖があり、躍動感をもって波打っています。
右胸脇に下がる栴檀板(せんだんのいた)は小札板三段を威(おど)し下げ、左胸脇に下げる鳩尾板(きゅうびのいた)には昇り龍が描かれています。
胴の上部(喉輪)には菊に波が描かれ、これも菊水の紋所に通じているのでしょう。
直垂(ひたたれ)には波に扇の文様が描かれており、那須の与一を連想させます。
右手に大刀を抜き放ち、脇には小刀を差しています。
刀の柄(つか)や鍔(つば)も精巧緻密に造られています。
この作品は徹底した写実とたぐい稀な彫刻の技で、楠木正成という稀代の武人を見事に表現した、名品中の名品です。
今回格安でのご案内です。
作品サイズ・高さ:34cm 最大幅:41cm    
材質・欅(けやき)  箱あり
 
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##武具