岩手県産材を使い、全工程で国産漆を塗った椀です。
(在庫5客)
日本産の漆の約8割が岩手県産です。国内で作られている漆器のほとんどは中国産漆を使っている中、とても貴重な漆器です。
漆掻きの職人が自ら採取した漆を使い塗られています。量産品にはない手作りのしっかり感があります。
縁が少し反っており少し大ぶりですので具だくさんの汁物や、丼ものにおすすめです。
岩手の風土を感じさせる漆器の一つです。
径:13.3cm 高:8.3cm
三浦春馬さんは浄法寺塗についてのコラムで、「ウルシの木は自らの命と引き換えに漆を与え、その漆が漆器という新しい命となり、人の手に届き、受け継がれていく。自分もこの身を削る…といったら美化しすぎかもしれませんが、体や心を使って表現することで、そんなふうになれたら」と書いています。
さらに、「ウルシの木は近くにいるだけでかぶれるからと遠ざけられ、切り倒されるそんな定めの木。けれども接着剤になり抗菌作用を持ち、実用だけでなく芸術や歴史的な文化遺産にも用いられていて、ウルシってなんて神秘的で奥深く、切ない木なんだろう」と。
短いコラムで端的にウルシの本質を捉えた文章を書かれていることに驚きました。
優しさと克己心が感じられるだけに、亡くなられたのは本当に惜しいことです。
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